MIOYAMATO 呼吸する星 / The Breathing Star

「呼吸する星」

真っ暗な宇宙。
それはまだ、この世界にまだ何も無かったころ。
眩い光から多くの星が生まれ、それはやがて銀河を創造し燃え尽きて終焉を迎えました。
そこから太陽系が形成され、地球が生まれそれは私たちの生命につながり、現在に至っています。
この間に、約138億年という時間が流れているそうです。

私たちが存在している現在、この瞬間というもの。
それは果てしない時の流れの中で繰り広げられてきた物質と生命の営みの先端にあると言えます。

しかし私はそれが実際にどういうことなのか、よくわかっていません。
だからたっぷりと手を動かして、作品をつくることで考え、捉えたいと思っています。

宇宙物理学によると、
この世界はひとつの星が爆発することをきっかけに誕生したそうです。
そこから宇宙が生まれて、太陽と地球が生まれ、私たちの生命へとつながります。
宇宙に存在するあらゆるものが、根源において同一だとすれば独立して存在するものは何ひとつありません。
すべてがお互いに関係することで存在しているのです。
そういう視点から、いまこの瞬間に生きている私たちは「呼吸する星」として、自然や環境との関わりを想像することができないでしょうか。

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The Breathing Star

The pitch-dark universe.
It was a time when there was still nothing in this world. 
Thousands of stars were born from the bright light, which eventually created galaxies that burned up and came to an end. 
From there, the solar system was formed, and the earth was born, which led to our life, and to the present. 
13.8 billion years have passed for this period.

The moment that we exist can be said that we are at the very tip of the activities of matter and life that have been unfolding in the endless flow of time.

But I don't really know what that actually means. 
That is why I want to think about and recognise it through plenty of hands-on work and creation.

As astrophysics says, everything in the universe is identical to the root from which one star exploded, then nothing exists independently. Everything exists in relation to each other, thus I feel that we, human beings, are also the breathing star.
From this point of view, I believe that we, as the breathing star, can imagine our relationship with nature and the environment.