- MtK contemporary artで開催されているグループ展young Okazaki vol 2に参加させて頂いております。
- 新作「BREATH 13」や日本で初めての公開となる「BLUE DOT 9♯B」 , 「under my skin」シリーズなど7点の作品を発表しております。参加作家の今西真也くんと熊谷亜莉沙さんは大学時代の同級生です。エネルギー溢れる展覧会となりました。機会がありましたら是非ご高覧くださいませ。
- –
- I am participating in the group exhibition “young Okazaki vol 2” at MtK contemporary art at Kyoto , Japan. I am showing 7 works including a new work “BREATH 13”, “BLUE DOT 9 #B”, “under my skin” series, etc. The participating artists, Shinya Imanishi and Arisa Kumagai, were classmates at university. We hope you will have a chance to check out the exhibition.
- –
- 「young okazaki vol.2」
参加作家：今西真也、熊谷亜莉沙、坂本和也、大和美緒
会期：2022/08/06-2022/09/04
時間：10:00～18:00(月曜休)
住所：京都府京都市左京区岡崎南御所町20-1
WEB：https://mtkcontemporaryart.com/ - –
- 「young Okazaki vol 2」(WEBサイトより引用)
- 抽象絵画であれ具象絵画であれ、あらゆる絵画に共通して存在するのは、なんらかの行為を通して画面を埋めるという作業そのものである。その意味で、あらゆる絵画には、個々のスタイルや様式を超えて、まずは「画家が絵を描く」という描写行為が先行しているはずだ。あらゆる絵画には、その絵画を成立させるまでに蓄積された行為の集積が必然的に存在する。
その意味で、描かれたものやイメージは、描く行為と不可分である。にもかかわらず、通常、絵画において、描写行為そのものを描写対象とすることはできない。描かれるのは、絵具の筆触であれ風景であれ、つねに描かれたイメージや対象であって、それを成立させる「行為」ではない。むしろ絵画は、画家の身体運動から切り離されることではじめて、透明なスクリーンとなり、絵画的なイリュージョンを獲得し自律する、とも言えるだろう。
しかし、本展出品作家の今西真也、坂本和也、大和美緒、熊谷亜莉沙の絵画に見られるのは、絵画を身体運動の集積から切り離すことへの抵抗である。そこで絵画面は、画家の生の持続を記録するものとなる。ゆえに、それらの絵画は、描かれたイメージが抽象か具象かという様式の違いを超えて、描写行為という生の結晶として絵画面が組織されることになる。それは、透明なスクリーンとしての絵画のありかたへの抵抗である。
彼女／彼らの絵画が、生の持続や、その反転としての死の概念にしばしば引き寄せられるように見えるのは、生の結晶として絵画面を組織するという、その方法に依っている。そのとき絵画は、細胞の集積に覆われた平面が呼吸と振動を繰り返すような身体性をまとい始める。絵とは身体であり、細胞である。そこから、生の律動が発生する。
